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在宅医療を経験して

 2011-09-30
慢性期の病気とお年寄りと在宅診療

お年をとってくると人間も物や動物と同じでどうしても古くなってくる
古くなれば古くなるほど、使い込めば使い込むほど、味はでて来るかも?だけど
どやったって、あちこち壊れてくる
年をとれば病気が増えるのも、あちこちが思うようにいかなくなるのはみな同じ

脳神経の専門をやっていると若い患者さんは頭痛患者さんくらいなもので
多くは脳梗塞やその後遺症、難病や慢性疾患などのお年寄り病が多くなる
そんなかんだで、お年寄りに接する機会は増えてくるのも必然

後遺症も名前の通り“後に遺る症状”だから元に戻ることはないし、
難病や慢性疾患だって、ある程度まで改善したら、あとは“時の流れに身を任せ”
ていかないといかんともしがたい

そんなかんだでだんだん動けなくなったり、家族が連れて行くにも大変だったり
そんな患者さんを診察するのが“在宅医療”
去年までは須賀川の診療所に勤めていたから、その“在宅診療”ってのを体験
それはある意味、病院勤めが長かった私にとっては貴重な経験だった

看護婦さんと車で患者さんのお家をまわって、胸の音を聞いたり話をしたり
ご家族に最近の様子を聞いたり
診療所で診るときみたいにすぐに検査したりはできないけど、その一方で
患者さんの家庭環境や家の介護されている環境、状況などがよくわかったり

ある意味、患者さんに近い医療ができるのかな?って思ったり
地域医療の原点はこんなとこにあるのかも?って思ったり
今ではその診療所を離れ、別系列の市内の救急病院に移ってしまったけど
診療している時にはそういう経験が役に立っているのかな?って思ったり

後遺症も難病も慢性疾患もなくなればいいけど、みんな若返ればいいけど
そんな夢みたいなことは起こりえないし、現状を説明し診てあげて現実に
どうしてあげるかってことが一番重要だなって
いろいろ話をして、一歩近づいて笑顔で診察することが、患者さんにとって
とっても貴重な時間なんだなって

今日はそんな在宅医療をやっていた金曜日
みんな元気にしているかな?って思いを馳せながら
ふっと思ったことを、書いてみました

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コメント
私が大学病院に通院しながら不安に思うのは、難しい医療の単語を並べて話しばかり聞かされる事です。設備も最先端で、すぐ検査を受けれる安心はあるものの、診察室のドアを開けた瞬間、眉間にしわ寄せ難しい顔で笑顔もなく、話しを聞いてもくれない診察はひたすら不安を仰ぐものです。
先生が笑顔でいてくれる、話しを聞いてくれる、それだけでも安心感は大きなものだと痛感しています。
生意気な言い方をさせて頂くとすれば、在宅医療でのご経験は、先生ご自身がお気づきにならない中にも必ず活かされていると思います。
元には戻れない後遺症を抱えた方、難病を抱えた方など、何よりの薬…笑顔の診療…と思っています。
【2011/10/01 04:41】 | なっちゅん #- | [edit]
義母が末期癌で訪問看護を受けていた頃、システム自体もよくわからないまま利用してました。
24時間体制だったけど、夜中はやはり呼びずらく、家族であーでもないこーでもないしてましたっけ。
中でお一人の看護士さんがとても気を使う方らしくコミュニケーションがとれないと母は言ってました。こちらは命預けてるつもりなんだから、お互いぶつからないと。経験不足という感じでも無かった。しかし終わってみると感謝しかなかったけど。
しかし利用料が高い!
介護5でも医療費は関係無いのか?これも貴重な体験…かな?

先生お仕事お疲れさまです

【2011/10/01 06:57】 | ichiyou #- | [edit]
そう思ってもらえているなら嬉しい事ですね

以前に笑顔で説明していたら“何をニヤニヤしていやがんだ!お前みたいな若造に診てもらう筋合いはない!”って言われたことがあったけど。
俺よりずっと若造でただ老けてただけ?(笑)

でも、笑顔や雰囲気って大切かな?って

> 先生が笑顔でいてくれる、話しを聞いてくれる、それだけでも安心感は大きなものだと痛感しています
【2011/10/02 20:47】 | ドクター石原 #- | [edit]
介護と医療は違いますから

要介護度が高くても全部を負担してもらえるわけではありませんしね
その分の負担も増えますから

それでも、介護の世界は経営がやっとなんですよ
【2011/10/02 20:51】 | ドクター石原 #- | [edit]












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