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診察室の一コマ

 2011-03-04
困ったかかりつけ医

開業医の先生って大変ですよねえ!
1人で診察から経営から、マネージメントまですべてやらなきゃいけないし
忙しい時間の合間に勉強しないと、どんどん時代に置いてかれちゃうでしょ?

プライマリードクター(かかりつけ医)って地域医療を担う責任もあるし
だからって古い知識のまま何年も診察をやっていくわけにはいきませんからね

よく各地の医師会の勉強会にお声をかけて頂き、物忘れ(認知症)やパーキンソン病
頭痛や脳卒中などについて講演してきますが、一生懸命に聞いてくれる先生もいれば
診療で疲れ果てて眠ってしまっている先生方も(^ ^;

この前物忘れ外来を受診した患者さんのご家族が一人で来院?!
心臓病を持っているのですが、詳しく病名や病状をかかりつけ医から聞いていないため
アルツハイマー病のお薬(アリセプト)を出していいのかどうかわからない
そんでもってかかりつけ医に聞いてくるように言ったのですが・・・

かかりつけ医からは“私はこの程度では認知症とは思わない”
“MRIでもいろいろ撮り方があるからきちんと海馬傍回の撮影もやったのか聞いてくるように”
と言われて、困惑顔でご来院・・・
こんなことを言われてもご家族は余計に混乱しわけわからなくなりますよね(+ +)

ちなみに海馬と言うのは大脳の記憶装置、海馬傍回はその周辺の脳細胞(ひだ)
つまりMRIで海馬を見ているってことは海馬傍回も見ているってことになるのですね!

そもそも認知症ってまず心理検査で記憶や判断、計算力の低下の有無を総合的に見て
その上で血液検査で内臓やホルモンの異常の有無をチェックし、脳波検査やMRIなどで
脳内に萎縮以外の病気がないかどうかを見て総合的に判断するもの

かかりつけの患者がいきなり専門医にかかってしまったこと、ご自身の言っている事と
違う診断をされてしまったことなど、気分を害されてしまったのでしょうか?(+ +)

でも、うる覚えの知識で専門医の判断を疑わせるような言葉を患者さんに言って、
より混乱させてしまっては、本末転倒だな(+ +)って思ったり
わからなければ知ったかぶらないで聞いてくれればいいのに・・・
医者も万能でもすべての分野を知っているわけではありませんからね

開業医の先生には怒られるかもだけど、意外とこういう先生って少なくないのですね
なかなか進まない地域医療・地域連携の壁ってシステムとか地域性とかだけではなく
意外とこういう基本的なところにあるのかも知れませんね

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