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認知症の予防

 2010-09-14
認知症の予防とビタミンの有効性について

以前から、HPでもブログでも認知症や病気の予防やビタミンの有効性についてのお話はしておりましたが、またまた新しい論文が出されましたね!
確か半年ほど前アメリカかどこかでの論文は動物実験だったかもしれませんが、“ビタミンB12と葉酸を投与したマウスでは脳細胞の老化や萎縮を抑制する効果が認められた”とかなんとか・・・

アルツハイマー予防にビタミンBの効果期待 英研究

脳内で主に使われるビタミンってビタミンB1,B6、B12、葉酸などなど
特にビタミンB1は脳細胞が糖分でしか働かないので、それを助ける手助け(補酵素)の主役として働くので絶対的になくてはならないし、ないとそれだけで、ボケるだけではなく、意識障害まで起こしてしまうことも

この論文のデータに限らず、昔からビタミンB群が脳機能にいいことは専門家の間では経験的にわかっていることですが、証明されることはありがたいこと
なにせ、患者さんに説明していくうえで、説得力が増しますからね!

しかしこの論文にも大きな問題点が・・・
MRIで脳の体積を測ったとのことですが、これは私のようにMRI研究をやったことのある人間ならすぐわかると思いますが、その体積評価は実はそんなに細かくはできないんですよ
だってMRIで脳を3-D撮影して、再合成して、ここからここまでが大脳だよね!って昔は手動で(今は自動で?)時間をかけて線引きするのですが、脳ってそう簡単にここからここまでが・・・ってわけられるものでもないし、そもそもがいくら3-Dでとっていてもあくまで再合成した、バーチャル画像ですからねえ・・・

それと脳科学者の間では、必ずしも脳の体積変化=脳細胞の老化・萎縮ではないってこともわかっている事実
だからって、何万人の生きている人間の脳細胞のサンプルをとってきて定期的に調べていけば、ノーベル賞ものの素晴らしいデーターが出るはずですが、だれもモルモットになることを望まないでしょうし、勝手にやっては人道的にも倫理的にも問題はありますからね
こういうところが、脳の病気や難病の原因究明がなかなか進まない大きな要因なのですね

もうひとことこの研究者たち(たぶん画像屋さんと呼ばれている放射線関係の脳科学者さんかな?)に聞きたいとすれば、せっかくMCI(軽度認知障害)を対象にしているのなら、その全員がアルツハイマーになるとは限らないこともわかっていることなので、脳体積の変化と病状変化、つまり心理学的検査(質問や計算などさせて脳の機能を見る)のデータもいっしょに評価していただけると、より説得力があるんだけどなあ

ただし方向性や意味合いは間違っていないと思いますし、“安易にサプリメントに走らないように”と書いてありますが、いやいやサプリメントは使い方次第!
高価なサプリは眉唾なものが多いですが、ビタミンB群+葉酸については若いうちからどんどんとられてよいのでは?
もちろんきちんとバランスのいい食事や健康的な生活を送ったうえでの話ですけどね(^ ^)

なーんて、研究の現場から離れた元脳研究者のつぶやきでした!
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